脊柱管狭窄症と診断された患者さまの例です。
53歳看護師
症状は腰からお尻にかけて痛く、お尻が痛くて歩くことが困難でした。
看護師という仕事をされていたとてもハードに働いておられます。
病院でMRIを撮ったところ、脊柱管狭窄症と診断をされ、しばらくは痛み止めで様子を見るように言われたそうです。
しかしご本人の痛みはそうとうなもので、お尻の痛みで仕事どころでもなく、頼みの綱の病院も治療は痛み止めの薬だけ。
看護師の方が我々のような整体にこないといけない現状は、少しおかしいようにも感じますが、このような慢性痛に関しては病院では手の打ちどころがないのが現状なんでしょうか?
病院の診断は脊柱管狭窄症ですが、色糸と検査をしてみると、お尻の痛みに関しては大殿筋と梨状筋の筋肉の拘縮が原因であると考えました。
案の定、梨状筋と、大殿筋を弛緩するようにいつものように、痛いところは触らずに反対側の筋肉を利用して、施術をするとかなり痛みが取れてきました。
痛いお尻を触らずに痛みが引いていくので、きつねにつままれたような患者様の顔です。
私たち徒手療法家が触っても狭窄されている脊柱管をもとに戻すことはできません。
しかし今回のように、病院の診断と実際の原因が違うことが大半で、お尻の筋肉が柔らかくなることで、歩けないほどの痛みが嘘のように改善していきます。
腰の痛みに関しては、大腰筋が大きく関与していて、これも大腰筋の硬さをとっていくことで、改善していきました。
手術をされることもなく、今では元気に看護師としてお仕事をまっとうされています。
慢性的な痛みは筋肉の痛みである場合がとても多く、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されていても痛みが取れるケースはとても多く、あきらめる前に是非ご相談下さい。
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