先日、来られた患者さま
60代の男性。現役でお仕事をされています。お仕事の内容はデスクワークが主で座っている時間が長いとの事です。
現在の症状は、お尻から足にかけての痛みとしびれがあり、歩くとどんどん痛みが強くなってくるそうです。
ずっと座っていると、腰にも痛みがでてずっと座ってられないとの事です。
姿勢をみるとわずかに右側に傾いていて、肩の高さや、骨盤の高さも違っています。
触診をしてみると、お尻から太もも、ふくらはぎの筋肉はパンパンで少し押すだけで圧痛がありました。
3年前に椎間板ヘルニアの手術をされていて、その時も今回と同じ症状だったそうです。今回も整形外科を受診すると、椎間板ヘルニアが再発をしている。痛みが引かないようなら、手術も検討しましょうと言われ、シップ薬と痛み止めの薬を処方されたそうです。
今回、もう手術はしたくないと、うちに来られました。
整形外科の見立ては椎間板ヘルニアが原因による、痛みしびれとの事でしたが、私の考えは梨状筋症候群と腓骨神経絞扼障害です。
簡単に言うと、お尻とふくらはぎの筋肉が硬くなることによって神経を圧迫して起きる痛みしびれです。
それに筋肉自体が硬くて痛みもあると考えます。
施術は簡単でお尻から、足にかけての筋肉の緊張を緩めていくだけです。
この方の場合は肩や首、背中の緊張も強く、お尻から足をメインに施術するとともに、上半身もしっかり緩めて行きました。
だいたい週一回の施術で4~5回目には痛みはかなり軽くなって、日常の歩行や仕事にはほぼ影響のない状態になりました。
手術は必要ありませんでしたね。(^^♪
症状が取れた後も、再発をしないように体のメンテナンスとして月に一回から2回は通って頂いています。
来れば来るほど調子が良くなると喜んで頂いて、私自身も嬉しい限りです。
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