腰痛についての考え方 ― 当院が大切にしている視点 ―

慢性的な腰痛の多くは「腰だけ」が原因ではない

腰痛でお悩みの方の多くが、「腰に原因があるはずだ」と考えています。

しかし、これまで多くの施術を行ってきた中で、慢性的な腰痛の多くは、腰“だけ”が原因ではないと感じるケースが非常に多くあります。

レントゲンやMRIなどの画像検査で「特に異常はありません」と言われたにもかかわらず、痛みが長引いている方も少なくありません。

これは、画像には写らない“身体の機能的な問題”が関係していることがあるためです。

当院では、痛い場所だけを見るのではなく、なぜそこに負担が集中しているのかという視点を大切にしています。

腰痛の原因は腰だけの問題ではありません

― 血流・神経・関節・体の連動という視点 ―

【15分でわかる腰痛の考え方(解説動画)】
文章を読むのが苦手な方や、全体像を先に知りたい方は、まずこちらの動画をご覧ください。

この動画では、腰痛の原因を

  • 血流障害
  • 神経へのストレス
  • 関節機能障害
  • 体の連動(キネマティックチェーン)

という視点から、整体的な考え方として解説しています。

※ 動画でお話しした内容は、下の文章で要点を整理しています。詳しく知りたい方は、続けてお読みください。

腰痛に関係する主な3つの要因

慢性的な腰痛には、主に次の3つの要因が関係していると考えています。

1.血流障害(筋肉の硬さ)
腰痛や肩こりなど、慢性的な痛みの多くに筋肉の硬さによる血流低下が関係しています。

筋肉が緊張して硬くなると、その中を通っている血管が圧迫され、酸素や栄養が十分に行き渡りにくくなります。

細胞が酸素不足の状態になると、痛みを感じやすくなる物質が関与すると考えられており、これが慢性的な痛みにつながることがあります。

筋肉が柔らかくなり、血流が改善していくことで、痛みが軽減していくケースは少なくありません。
血流障害のイメージ図
2.神経へのストレス(圧迫・引き伸ばし)
神経は非常にデリケートな組織で、圧迫・引き伸ばし・血流低下などのストレスが続くと、痛みやしびれが出ることがあります。

画像検査ではヘルニアや脊柱管狭窄症が見られてもまったく症状が出ない人がいる一方で、画像上は軽度でも強い痛みが出る人もいます。

これは、神経そのものだけでなく、周囲の筋肉や軟部組織の状態が大きく影響するためと考えられています。

筋肉の緊張が和らぎ、神経へのストレスが減ることで、痛みやしびれが改善するケースも多く見られます。
神経へのストレスのイメージ図
3.関節機能障害
関節機能障害とは、関節が本来のスムーズな動きを失っている状態を指します。

骨折や脱臼がなくても、日常生活のクセや負担の積み重ねによって関節の動きが制限されることがあります。

関節の動きが悪くなると、身体は無意識に関節を守ろうとして周囲の筋肉を硬くします。

その結果、
• 関節そのものの痛み
• 筋肉の血流低下による痛み
が重なり、症状が慢性化しやすくなります。

また、関節機能障害は関連痛(原因とは違う場所が痛む)を起こすこともあり、痛みの原因が分かりにくくなる特徴があります。
関節機能障害のイメージ図

なぜ「腰だけ」を施術しても良くならないのか?

関節機能障害のイメージ図

「腰が痛いから腰をほぐす」
これは一見、正しく思えます。

しかし、腰に負担がかかっている原因が別の場所にある場合、腰だけを施術しても身体は再び腰を固めようとします。

その結果、一時的に楽になってもすぐに痛みが戻ってしまうということが起こります。

腰だけ施術すると戻りやすい理由

腰だけ施術すると戻りやすい理由

「身体は全身でつながっている」

人の身体は、運動連鎖(キネマティックチェーン)という仕組みでつながっています。

例えば、足首の動きが崩れると膝・股関節・骨盤・背骨へと影響が連なり、最終的に腰に負担が集中することがあります。

身体は真っ直ぐを保とうとするため、どこかで無理を止めるように筋肉を固めます。

この結果、腰が「頑張らされる場所」になり、痛みが出てしまうのです。

運動連鎖と「腰は被害者」の考え方
運動連鎖と「腰は被害者」の考え方

痛い場所=原因ではありません

慢性腰痛では、痛みを感じている場所と、本当の原因が違うことが少なくありません。

痛い場所だけを見るのではなく、なぜそこに負担がかかっているのかを丁寧に評価することが大切です。

痛い場所と原因の違い

整体よりも病院での検査が優先されるケース

以下の症状がある場合は、整体よりもまず医療機関での検査が必要です。

  • 排尿・排便の異常がある
  • 足の感覚が明らかに低下している
  • 足首や足の指に力が入りにくい
  • 膝蓋腱反射が出ない

これらは、脳・脊髄・神経の重大な異常が隠れている可能性があります。

まずは病院できちんとした検査を受けることが重要です。

当院が「検査」を重視する理由

検査から施術までの流れ

当院では、施術前の検査を非常に大切にしています。

なぜなら、原因が分からなければ、適切な施術を行うことができないからです。

毎回の状態を確認し、その時の身体に必要な施術を行うことで、改善を目指します。

同じ腰痛でも施術は同じではありません

筋肉の問題には筋肉へのアプローチ、
関節の問題には関節へのアプローチ、
神経の問題には神経へのアプローチ。

原因に合わせた施術を行うことが、改善への近道だと考えています。

慢性的な腰痛の多くは、 原因を正確に見つけ、 適切に対処することで改善が期待できます。そのためには、

  • 痛い場所だけを見ない
  • 原因を決めつけない
  • 身体全体を評価する

ことが大切です。

当院では、この理論(運動連鎖や関節機能)に基づき、一人ひとりの腰痛の『真犯人』を特定する検査に最も力を入れています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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