腰痛と同時に肩こりを患っている方はとても多いです。
多くの共通する特徴は猫背であること。顔が少し前に突き出ている事。
お仕事では事務職、デスクワークが多く、同じ姿勢を長時間続けることで筋肉に大きな負担がかかり首や肩がこってきます。
それが腰痛までもつながっている事が多いのです。
整体の施術としても首や肩の筋肉の疲労をぬいて、柔らかくしていくと同時に、日常生活での過ごし方も少し変えて頂く必要があることを説明します。
座りっぱなしの方は、30分に一度ぐらいは、席を立って少し歩く、背伸びをする体を回す。こんなことをちょこちょこ入れるだけでだいぶん違うのです。
これをやるかやらないかで、改善の仕方はかなり変わってきます。
今回の患者様は医師の方で、もうメンテナンスで半年以上は通っていただいています。
この先生も重度の肩こりと、腰痛、外反母趾をわずらっていて体のバランスが大きく崩れていました。
当然ながら解剖学に詳しいので、骨や神経に異常がない以上筋肉の問題で体が痛んでいることを理解されているのです。
この先生の場合は外反母趾がひどく、親指がほとんど動かない状態でしたので、このことで歩くときにしっかりと親指をふみしめることができず、体のバランスがくずれて、腰の痛みにつながっていることと、日ごろの長時間の前かがみの姿勢から、肩と首がかなりこわばっていて、慢性の肩こり、肩からも足からも影響をうけて腰までいたくなっていると予測できました。
外反母趾は急にはなおりませんが、少しずつ動かすことでもとに戻ってきます。ぞうり履きをお勧めして親指に力が入る歩き方ができるようにすることで、かなり動きが改善してきました。
肩や首も根気ずよく、施術をつづけることで、どこに行っても改善しなかったものが改善してきました。僧帽筋と肩甲挙筋にあった大きな筋硬結も次第になくなりました。
臀部にかなり硬結が多く、これも根気強くとっていくことで全身の血流が改善していき自然治癒力がかなり高まってきたと考えれれます。
これも外反母趾からくる後ろ重心による体のバランスの崩れが大きな原因のひとつになりますね。体はすこしのバランスの崩れや左右差で少しずつ歪んでいき、疲労が蓄積して痛んできます。
整体の施術をすることで、これを本来あるべき状態に戻すことができるのです。
今はどこも痛いところがなく、毎月2回メンテナンスで通って頂いています。
そうすることで痛みが出ることがもうほとんどないそうです。
効果を実感頂いてうれしい限りです。
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