日常生活で動かさないことが腰痛の真の原因

腰痛の真の原因は日ごろの体の使い方や癖にあります。

これは腰痛に限らず肩こり膝痛など慢性痛と言われるものの殆どにあてはまります。

痛みの原因の多くは固くなった筋肉である可能性が高いとは当整体に来られた方にはご説明差し上げていますが、その筋肉が硬くなる原因は体を動かさないことにあることがとても多くあります。

デスクワークでいつも座りっぱなしでいると、お尻や太ももの筋肉は圧迫されて血流が阻害されます。

お腹から足にかけてついている大腰筋はつねに短縮した状態にあります。

下半身の血流を上半身にもどすポンプの役割があるふくらはぎも動かずじっとしていることでどんどん固まります。

動かさないと筋肉のポンプ作用が働かず、酸素不足の状態になってきます。老廃物は流れていかずにそこにとどまりどんどん筋肉は固まっていきます。

体も同じ方ばかりを使って反対側をつかわなければ、片方だけが硬くなっていきます。

筋肉の固さに大きな左右差があると、筋肉は固くなると縮みますから片方だけが縮んだ状態になります。筋肉は骨に付着をしているので片方の骨を引っぱっていき骨格は歪んでいきます。

すると体のバランスは悪くなり、ますます血行不良は促進されて行きます。

体は血液によって体中の細胞に栄養と酸素と届けていると同時に老廃物を回収して循環をしています。

筋肉が硬くなるということはこの循環が悪くなるということです。

循環が悪くなれば当然、自然に回復する力も落ちてくるのです。

人間は本来自分で回復する力が備わっています。

一日働いて10疲れれれば、夜ゆっくり眠って休むと10回復して次の日から元気に働けるはずなのです。

しかし、日常生活の中で動かさないことによって硬くなった筋肉はこの体液の循環を阻害してしまい、10疲れても9しか回復できない体になっていきます。そうすると少しずつたまっていく疲れはいつに日にか痛みに変わってきて寝ても回復しない。回復するにはしばらく休んだりする必要がある体になってしまうのです。

 

硬くなってしまった筋肉は縮んでしまいます。

筋肉の働きは本来縮むことです。筋肉が縮むことで体を動かしています。筋肉が縮みっぱなしであるならそこは働いていないのと同じなのです。

 

働いていない筋肉があると、その分を他の筋肉でカバーしなければならないので他の筋肉は余計疲れ行きます。そしてまた硬くなって働かない筋肉が増えてくるわけです。

そうするとお分かりのとうり自然の治癒力はますます落ちてきてしまします。

負のスパイラルです。

筋肉は硬くなれば痛くなります。腰痛や肩こりなのどの慢性痛はまさにこれです。

働いていない筋肉をいったん柔らかい正常な状態に戻すことで、筋肉の力、可動域、痛みを改善させることができます。

デスクワークで座りっぱなしで動かないかたなどは、少し休憩をして回りを歩いたり、肩や首をぐるぐる回して動かしてあげるだけでも、かなり変わってきます。

痛みの出ない範囲で動かしてあげることはとても大切です。

日常生活の癖のなかから痛みは生まれます。少しみなおしてみて下さい。その中にあなたの腰痛の原因が隠れています。

筋肉をやわらかくすることで多くの腰痛は改善していきます。

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