痛みの悪循環に陥ると腰痛は慢性化する。
なかなか治らない腰痛に陥ってる方は痛みの悪循環に入っている可能性があります。
痛みが激しかったり、治療がうまくいかないなどの問題があると、痛みの悪化や慢性化を招くことがあります。
痛みが生じるとまず交感神経が興奮し、血管の収縮、呼吸数や心拍数の増加、血圧上昇などの緊急反応が起こり、痛みに身構えるようにして筋肉が緊張します。
すると血管の収縮と筋肉の緊張によって局所の血流が低下し、組織が酸素不足になって発痛物質が放出され、痛みが生じます。
痛みが生じると、また交感神経の興奮や筋肉の緊張がおこり、血流低下によって発痛物質が放出されて痛みが生じるという悪循環に陥ってしまいます。
さらに痛みにともなうストレスや不安などの心理的な要因が重なると、痛みが増幅されたり、長引くことになります。
したがって痛みはできるだけ早く的確に取り除く必要があるのです。
神経自体の変化が腰痛の慢性化と過敏化をもたらす。
痛みが長引くと神経自体にも変化が起こります。神経には、刺激が繰り返し入力されるとそれを学習し、その刺激に対してより敏感に反応できるように変化するという特徴があります。
このような変化を可塑化といいます。
この可塑化は痛みを伝える神経にもおこります。
痛みの刺激が繰り返し入力されてくると、痛みの感知とその伝達に関わるニューロンに可塑化が起こり、痛みの刺激に対して過敏になります。
そして軽い刺激でも痛みが生じるようになり、痛みの慢性化を招いてしまします。
このような痛みの悪循環を断ち切るためにも、筋肉をやわらくして、酸素不足を解消することは理にかなっており、体の循環をよくすることは、痛みの改善のみならず、病気の予防や健康の増進に効果があることも納得できると思います。
固くなった筋肉を傷つけるに、柔らかくすることでえられるメリットははかりしれません。慢性痛でお困りの方は当整体も一度お試しください。(^^)
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